モラルハラスメントでの離婚について弁護士に聞く

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離婚相談とモラルハラスメント

身体的な症状が出ないモラルハラスメントは、証明するのがとても難しい
最近、「モラルハラスメント」という言葉もよく聞きますね。いわゆる「言葉の暴力」ですが、この線引きも非常に難しい。夫婦喧嘩の範囲と言ってしまえばそれまでというか、売り言葉に買い言葉みたいな状況もありますよね。だから、モラルハラスメントを理由に離婚というのは、ちょっと見たことがありません。
もし裁判にかけるとしたら、結局「その状態がどれだけ続いたか」が焦点になるでしょう。今日モラルハラスメントがあったからといって、じゃぁ明日離婚できますとはいきません。

個人的な感覚として、2年ぐらいの継続があって、モラルハラスメントの程度や内容次第では、離婚を認める材料になるかと思います。証明するには、身体的な暴力の場合のように医師の診断書を取れないので、基本的には本人の言い分ということになります。ICレコーダーか何かで録音してあれば一番いいですし、日記やブログにモラルハラスメントの内容を克明に書いてるとか、または第三者の友人に話していたというのも証拠になり得ると思います。

モラルハラスメントを相手が認めない場合も
何らかの証拠があったとしても、相手側がそれをどう認識しているかは、また別の問題です。普通は、「そんなつもりで言ってない」と言いますよね。そうなると、言った・言わないの話になるので、立証するのが非常に難しくなる。モラルハラスメントだと指摘された方にしたら、自分もやられているという認識だったりしますしね。客観的に見ると「結局のところお互い様でしょ」みたいなところがあるのも、離婚の理由として認められにくい一因かもしれません。