親権・面接交渉権について弁護士に聞く

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離婚と養育費

家庭内暴力があると、子どもにもなかなか会えない
夫婦が離婚したって、子どもがいる場合はその子にとって両親であることは変わりません。離婚後も子どもに会いたいというのは、親として普通の感情です。離婚後も子どもを育てる権利を「親権」、親権のない親が子どもに会う権利を「面接交渉権」といいます。ただし、DVが原因で離婚したケースだと、子どもに会うことも正直かなり厳しい。親権を妻が持ってる場合、妻が夫から暴力を受けていたら、そもそも夫と会うこと自体を嫌がりますから。夫としては「養育費を払ってるのに会えない」という状況になりますが、そういう場合は、裁判所のフリールーム(遊び場)で面接することもできます。


父親が親権を取るのは、やはり難しい
はっきり言って、妻に何かの問題がない限りは、夫が親権を取るのは難しいですね。妻が育児をしないとか、妻が働けずに稼ぎがゼロだとか、そういう状態だったら、取れるかもしれません。
「働けない」というのは、確かに判断が微妙なところ。普通にパートできる人もいるが、中には「本当に働かないな」という人もいます。妻が働かないということをどのように判断するかというと、その女性の転職回数とかを見ていくしかないんですよね。
また、妻が子どもに暴力を振るったり、育児放棄をしている場合は、親権が取れる可能性も高まります。しかし、虐待と躾というのはこれまた判断が難しい。子どもがケガをして病院に行ったとしても、それが「虐待」なのか「躾」なのかという原因までは、なかなか分かりません。子どもの虐待をまず認定するところから始めないといけないのです。

無理に親権を取ろうとせずに、面接交渉権をどれだけ頻繁に取れるかを考えた方が得策なのかもしれません。面接は月1回というのが王道ですが、もっと会いたいと思うのが常ですし、多くの人が「好きなときに会いに行きたい」と言います。それができたら苦労しないんですが・・・。面接のルールにするには、「好きなとき」っていつなのかとか、そもそも夫と妻のどちらが「望んだとき」なのか、など曖昧な部分が多すぎて、希望通りにはいかないのが現実です。